我家の犬(パピヨン・老犬)は以前、しょっちゅう股関節脱臼になっていました。
チワワやトイプードルなどの小型犬、ダックスフントのような特殊な骨格をした犬は膝蓋骨脱臼(パテラ)をする子が多いようですが、うちのワンコは2匹とも後ろ足の股関節が外れていました。
私の実家でのフローリング育ちなので足腰に負担がかかっていたのだと思います。
目次
土間から玄関に飛び乗っただけで脱臼
どれくらい頻繁に関節がはずれるかというと、
- 散歩の最中に猫を見つけてワンワンと興奮してダッシュしようとして脱臼
- ソファーから飛び降りて脱臼
- お風呂が嫌で逃げようとして脱臼
- 普段寝ている土間から家に入ろうとして玄関の上がり框に飛び乗って脱臼
- 風邪気味でめいっぱいくしゃみや咳をして脱きゅう
- 遊びに熱中しすぎて、反復横とびのようにはしゃいでて脱きゅう
これくらいです(@_@;)
1週間の間に何度も、ということも珍しくありません。
数年前からですが、癖になってしまったようです。
初めて外れた時は犬も人間もびっくりして、、、!
犬は痛みからかいつもより大きく震えるし、痛い方の足を曲げたままキャインキャインと大きく鳴いたあとはぐったりしてるし、しばらくするとまるで腰を抜かしたように上半身だけ起こして後ろ足は横座り状態でした。
捻挫をしたのか、靭帯を切ったのか、骨折したのか、出血は無いもののとにかく何か大怪我をしたのではないかと犬猫病院に電話しました。
事故にあったわけではなく、こういう状況でこんな風になっていますと言うと、恐らく脱臼ですねと言われ、処置の料金を聞くと
平日昼間の外来で診察料金は5,000円~1万円程度かかるみたいです。
夜間救急をしている動物病院では電話で聞くと、治療費は5万円以上かかると言われました(*_*)
今更ですがペット保険に入っておけば良かったと後悔・・・。
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うちでは以前は頻繁に外れていたので、治すのもすっかり慣れました。
治し方は難しくありませんので、試してみてください。
原因は関節の山のすりへり
鶏の手羽先の骨などを見るとわかるのですが、犬の関節も軟骨の山と山の間に骨が挟まる状態で成り立っています。小型犬になるほど骨は細く、山の高さも低いので、少しの刺激でもずれることがあるのです。
また老犬になると関節炎を起こしていたり、フローリングなどで足腰を痛めて椎間板ヘルニアを起こし、腰痛のために歩き方がおかしくなって軟骨が変形したり、ということもあるそうです。
外れると足を上げてぴょんぴょん飛び跳ねる/けんけんをする
外れるとまず痛がります。明らかに痛そうです(><)
そして外れた方の片足を持ち上げて(というより床につかない)、3本足でピョンピョン飛び跳ねて移動します。
ひどい時はその場から動けなくなります。
応急処置としてまず抱き上げて落ち着かせる
慣れていないと犬も痛くてびっくりしているので、まずは抱っこしてあげましょう。
前足の脇にそっと手を入れて持ち上げ、外れている部分を触らないように抱っこします。
手を犬の脇にいれ、犬の胸を手のひらで支えて飼い主の胸とひじから先の腕で固定する感じです。
こんな感じで、犬の体を仰向けにすることなく、縦抱きにすることもなく、横向きに抱くのが一番ワンちゃんに負担がないと思います。
縦抱きにして足を伸ばさせる
落ち着いたら両脇に手を差し入れて身体から離し、犬の身体がブラーンと伸びるようにします。
*ダックスフントはこうすると腰に負担がかかるので、胴全体をしっかりと抱き抱えて足を伸ばせるようにしてあげてください。
後ろ足は初めは萎縮していますが、軽く身体を左右にゆらすとリラックスするのか、身体が伸びてきます。
人が2人以上いる場合は、恐る恐るでも優しく引っ張って伸ばせるように助けてあげて下さい。
症状が軽ければこれで少し身体を左右に揺らしてあげるとハマります。
人間でも関節に少し違和感を感じるとストレッチをしますよね。指などでしたら自分でひっぱって伸ばしたり、手先足先を思い切りブラブラ振る時もあるかも知れません。それと同じ原理かと思います。
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仰向けに寝かせて入れる
それでも無理なら、2人がかりです。
一人は犬を仰向けに寝かせて上半身を固定します。
痛がって噛み付くこともあるので気をつけましょう。
もう一人は外れている股関節の根本をしっかり持ち、元の関節にはめてあげてください。人間のように球体のものがはまっていたわけではなく、2つの山の間の溝から外れただけなので、そこに乗せてあげるだけです。
股関節の場合は鼠蹊部をしっかり持ち、脚を伸ばすようにしながらグッとずらしてあげるとハマりやすいようです。
後遺症というほどではありませんが、しばらくはややびっこを引いたり、歩きたがらないこともあるので無理に歩かせず、食事とお水を置いて安静にして様子を見守りましょう。
どうしても無理なら1日そっとしておく
どうしても無理な時もあります。
その時にはそっと放っておいて見守ってみましょう。一晩寝たら自力で治していることもあります。
1日外れたままで放っておいても、外れたまま固定されるなんてことはないので、焦る必要もないかと思います。
予防は脱フローリング、サプリメント、そして筋肉・関節増強
フローリングは滑るのでワンコも転ぶことが多く、足腰への負担がかかります。歩行がおかしくなる原因でもあります。
小型犬の子犬や老犬は筋肉が弱くゆるいので簡単にずれることがあるようです。それを補うための関節を強化する無添加・国産の犬用関節サプリもあります。
小型犬は室内で飼われることが多く、毛が抜けた時の処置なども考えると、どうしてもフローリングという環境がついてまわることが多いですよね。
7歳を超えた小型犬の老犬用のドッグフードには「関節を強くするために」というタイプも多く見られます。それだけ関節を故障するワンちゃんが多いということなんですね。。。脱臼は本当に痛そうです。ひどい時はよだれを垂らしたり、おしっこを垂れ流しにしたこともあります。
サプリで少しでも予防出来れば、と食べさせ始めて半年以上経ちましたが、うちの犬に関して言えば脱臼する回数は4ヶ月目あたりから目に見えて劇的に減りました。身体が小さいからサプリも効くのも早いのかな?とか・・・よくわかりませんが(^^;
↓この「関節を支える筋肉」と「関節の山の軟骨」の両方に特化したサプリにしました。
獣医師がおススメする犬用関節サプリ
脱臼で5万・・・内臓疾患ならレントゲンだけでなくCTなどの検査費用だけでも20万とか掛かります(><)
あまりにも山がすり減りすぎて、再発がひどい時には手術も必要になることもあるそうで、外科手術になると「保険がきかない人間の手術並み」に料金が発生します。
残酷な話ですが、私の親戚のなかで動物病院の治療費が高すぎて払えず、病気になった子犬の命を泣く泣く諦めた飼い主もいます。「ごめんね」と何度もつぶやきながら看病していた姿が忘れられません。
ぜひ元気な子犬のうちに保険をおススメします。まずは無料で資料請求をされてみてはいかがですか。