高校生の娘がPTSD、パニック障害、抑うつ状態に。親が出来た10のこと。

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1年前の話ですが、我が家の高校生の娘が突然不登校になりました。

中学時代の辛い経験が尾を引いていて、厳しい部活が引き金となったようです。フラッシュバックに苦しんでパニック障害を引き起こし、電車に乗れなくなって学校にも行けなくなりました。人の目が怖い、悪口を言われているような気がする、責められているような気がする・・・。

うつ病かと思うほど落ち込みが激しく、「消えてしまいたい」とノートに書いてあったり、心の中は「恐怖」と「絶望」と「自己嫌悪」とで満たされていました。

一時期はどうなることかと親の私も不安で、先が見えない苦しみ、何にもしてやれない苦しみに何度も辛い思いをしましたが、今ではすっかり元気になり、学校にも行けるようになりました。

家庭で親が出来たこと、良い効果を生んだと思われることをまとめてみました。

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とにかく環境を整える

子どもが落ち込んだ時や、学校に行きたくない・行けないと言いだした時、「何を寝ぼけたことを」と大人は思いがちですね。

私たちもそうでした。「甘えてる」「しっかりしなさい」と言い聞かせ、部活での憧れの強豪校に入った目的を思い出させようとしました。

しかし通学途中の駅のトイレから泣きながら電話が来るようになり、これはおかしいと思うようになりました。

何時間も話し合った結果、「部活よりも学校よりも、命が大事、長い目で見た人生が大事」と家族の意見は一致し、まずは娘が「息が出来る」環境を作ることに専念しました。

部活は辞めさせて、学校も休ませた

部活はまず休ませました。顧問とも話をし、療養のため休むことを了承してもらいました。しかし数週間後、結果的に娘は悩んで悩んだ挙句、部活を辞めるという決断をしました。

学校も行けない時は無理して行かなくていい、と伝えました。行けるなら1時間だけでも行けばいい、遅刻して早退してきて構わない、というスタンスでした。

担任にも学年主任にも、生活指導の先生や保健室の先生にも親の意向は伝え、理解してもらいました。留年することになっても、転校や退学することになっても、娘の命には代えられないので、今は無理をさせてまで学校に行かせる気はないと言いました。

とにかく娘はヘトヘトに疲れ切っていました。体力も気力もなく、こんな状態で無理やり学校に行かせても何も良くないと思いました。しっかり疲れを取って、再出発する方を選びました。

学校では出れる授業と出れない授業があったので(落ち着きなくざわついている授業は苦手でした)、毎日のように保健室に行って保健室の先生に話を聞いてもらったり、保健室登校のようにもなっていました。

いつでも助けに行くと教えた

駅のトイレから電話があれば、すぐに迎えに行きました。時々学校の廊下やトイレからも電話がありました。多くの場合はフラッシュバックによる恐怖体験です。

フラッシュバックは「あたかも今現在その体験の最中にいる」という感覚らしく、単に「思い出した」というだけでは無いそうで、恐怖感も色あせずリアルなままだそうです。

泣きながら震える声で電話をしてくるので、学校からの時には10分くらい世間話をし(今日の晩御飯は何を食べたい?来週の日曜日、犬をドッグランに連れて行こうと思うんだけど、どう思う?など)、娘の心が「今、ここ」に帰ってくるのを待ちました。帰ってくるとケロっとしているので、それまで電話で付き合いました。

学校近くの駅まで車で迎えに行けない時は、電車で行きました。とにかく「今から行く」と伝え、安心させました。

性格のせいではなく、脳の一時的な機能不全(バグ)だと教えた

メンタルが弱くなってくよくよしていると、どんどん自己嫌悪になり、負のループにはまっていきます。自分が悪い、自分の性格が弱い、みんなは出来てるのに自分は出来ていない、自分はおかしい・・・。

娘には「あなたの性格の問題ではなくて、今は一時的に脳がバグってるだけ」と言い聞かせました。性格もあるかも知れないけれど、風邪を引けば咳が出る、食中毒になれば嘔吐や下痢がある、熱が出れば頭が痛くなる、それと同じように脳がおかしな状態になってるから「消えたい」とか「自分が悪いって考えてしまう」とか「人のことが怖い」とか、そういう【症状】が出てるんだよと伝えました。

スキンシップを心がけた

肌と肌が触れ合う機会を作りました。ハンドマッサージをしたり、寝る前にハグをしたり、握手をしたり。特に頭をなでてあげると安心した表情になりました。子どもに戻っていいんだという安心感かも知れませんね。

孤独を癒すのにはスキンシップがなにより一番だと思います。

そして外で1人で居る時にフラッシュバックやパニックに襲われたら、バタフライハグをするようにと教えました。

バタフライハグとは、自分の胸の前で腕を交差して右手で左肩を、左手で右肩をトントンと軽く叩く方法で、自分自身を抱きしめながら交互にトントンと身体をタップすることで右脳と左脳のバランスを整え、脳の過剰反応を抑えるそうです。

アロマを使ってみた

生活の木などで本物のアロマオイルを買ってきて、ルームスプレーなどを作りました。寝る前にベルガモットなどのオレンジ系のアロマを嗅ぐことで安眠作用があると聞き、枕に乗せたタオルに吹きかけました。

足や手や背中にオイルマッサージもしてあげました。素人なのでそれで身体の疲れが取れたかどうかは疑問ですが・・・。私は子どもが赤ちゃんの時に時々していたベビーマッサージを思い出し、娘の心が安らぐように、親の手の温もりが伝わるように、身体の中で滞っているものがちゃんと流れるように、という思いで自宅のリビングでやっていました。

ハンカチにもハンドメイドのルームスプレーを振りかけて、外出中にパニックになりかけたら匂いを嗅いで落ち着くように、と持たせていました。

↓色んなお店で買いましたが、ここのお店が最安値でした。

本を買って少し勉強しました。

思春期外来に連れて行った

数週間迷いましたが、思春期外来を受診しました。親の言葉が届く範囲は限られていて、第三者の大人の話、専門家の話の方が飲み込めるんじゃないかと思ったからです。

先生は年配の男性医師で、ゆっくりと話を聞いてくれました。特にこれといったアドバイスがあったわけではありませんが、娘いわく「周りは何も変わっていない。全てはあなたの頭の中でだけ変わってしまってるんだよ。だからあなたがまた元のように変われば、全て元通りになるよ」と言ってくれたのが印象に残っているらしく、少し気が楽になったそうです。

リーゼ(5mg)というお薬を試してみますかと聞かれました。一日1錠だけ、一番弱いお薬だそうで、パニック障害に効果があると言われました。

朝飲むと授業中に寝てしまうので、夜飲むようにしました。

フラッシュバックに効くと言われた漢方薬(ツムラ漢方桂枝加薬湯エキス顆粒)は1週間ほど飲みましたが、「心の中では消えてしまいたい、死んでしまいたい、って思ってるのに、身体はやたらハイテンションで、それがめっちゃ気持ち悪いから嫌!心と身体が別々になる。」と言いだしたので止めました。

この頃は3時間目と4時間目だけ授業を受けて帰宅する、時には学校を休むというペースで1,2カ月続きました。

身体を動かす機会を作った

以前から興味があったボルタリングに連れて行ったり、大きな公園を散歩したり、主人と一緒に走ったり、スポーツジムに登録したり、私と一緒にヨガやフィットネスをしたり、犬の散歩をお願いしたり、とにかく一緒に外に出て身体を動かす機会をたくさん作りました。学校を休んでハイキングに行ったこともあります。

身体を一生懸命動かしている間は、下向きなことは考えないだろうと思ったからです。少しでも苦しい時間を減らしてあげるために、心ではなく身体に集中する時間を持たせました。

少し元気になってきて、好きなアイドルのライブに行ってみたいと言い出した時は、電車に乗れないので車で連れて行きました。

昼夜逆転することは何としてでも避けたかったので、日光を浴びさせ昼間に身体を動かさせて身体に心地よい疲労感を持たせることで、夜はきちんと寝られるようにしました。スマホも夜は10時以降は触らないように言い(うちはもともと子ども部屋にPCは置いておらず、スマホは子ども部屋に持っていくことは禁止しています)、なるべくアナログの生活を心がけました。

アルバイトを始めた

暇な時間を潰すため、大好きな場所でのアルバイトを始めました。

元々我が家はアルバイトは禁止と言っていたのですが、「本人の心が動いて、やりたいと言い出したことは全部やらせてみよう」と夫婦で話をし、OKしました。

不安でしたし、続かなくても仕方がないと思っていましたが、優しい人たちに囲まれて新しい人間関係を知る大きな機会になりました。また忙しい時間は自分のメンタルは忘れ、「ちゃんと出来た」という自信につながりました。お金を稼げたのももちろん大きな喜びになりました。

疲れすぎないように、シフトの量や時間にはアドバイスをしました。

栄養面を整えた

内臓が疲労しているとメンタルが弱くなる、という話を聞き、野菜と果物をたくさん食べさせ、マルチビタミンも飲ませるようにしました。気休め程度かもしれませんが、ビタミンは大人用の半分の量を飲ませ、「病は気から、の逆バージョンで」と説明しました。

プラセボ的な役割かも知れませんが・・・。

ラフマ茶とメンタルサプリを飲ませた

羅布麻茶とは、抑うつ症状に効くと言われているお茶です。

ウーロン茶を薄くしたような味で、飲めるかな?と不安でしたが「慣れるとクセなくてスッキリ飲みやすい」と家族全員に好評でした。麦茶の代わりに飲んでいました。今でも飲んでいます。

サプリは心療内科に行くまではDHCのセントジョーンズワートを飲ませていましたが、お薬との相性が悪い、お薬の効果が薄まる、というので止めました。

メンタル系のサプリの多くにはセントジョーンズワートが入っているのですが、たまたま入っていないサプリを見つけたのでそれを飲ませました。

リラクミンにもラフマの葉が入っています。



夜にお薬を飲んでしっかり寝て、朝・昼に不安になったらサプリで乗り切る、という具合に使っていました。

娘はその効果をしっかり感じているらしく、元気になった今でも気分が落ち込んだ時や、落ち着かない時には「ちょっとしんどいから飲む」と常にカバンに入れて持ち歩いています。

折りたたんでカバンに入れてます。もう残り少ないので、そろそろ次のを買っておかないと。

普通のビタミン剤と変わらない大きさの錠剤で、飲みやすいそうです。

誰かのお役に立てたら幸いです。

娘は今はアルバイトも、学校も、遅刻も早退もせずに楽しく行けています。

苦しみの渦中にあった頃には想像も出来ないくらい元気になりました。

正直、何が効いたのかわかりません。

でも多分どれも良かったんだろうと思うので紹介しました。

辛い思いをしているお子さんが1人でも楽になりますように。

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